青森県立美術館で 「小島一郎 - 北を撮る - 」が始まったので、早速、行ってきました。当日は幸い、吹雪ではなかったので、駐車場から比較的楽に歩いて会場入り口までたどり着くことができました。主催者の意図としては、津軽の冬を主題に追いかけた小島一郎の企画展であるなら、それは季節としては、厳冬の今しかないという、こだわりがあったように感じられましたが、観客としてはそこまでしてもらわなくてもいいのに、という気持ちもあります。
当日は、担当学芸員さんによる作品解説があるというので、時間にあわせて会場向かったのですが、ぎりぎりセーフ。入り口には胸に愛用のカメラをさげた小島ファンの方とおぼしき人がいっぱい。さすが、小島一郎!聴講者はざっと20人だったでしょうか。県外からの方と思しき人もいて、皆さん熱心に担当の方の話に耳を傾けていました。30分の予定が50分程もかかったのですが、それも苦にならないくらい興味のわく解説でした。時折、話の中に津軽弁も出て、青森県民とすれば同じ感覚を共有でき、とても「地元耳」にしっくりきました。
ミュージアムショップには、「小島一郎写真集成」という豪華本が置いてあり、早速購入しました。通常であれば、定価3900円+消費税のところを税込みで3400円の特別価格での販売でした。これは小島ファンには必須の図録となりそうですね。